参加者へのご案内

登壇者公募(締切:2019年9月30日17:00

企画名

一歩進んだ慢性疼痛診療に向けて
-リフレクティング・プロセスによる模擬ケースコンサルテーション-

解説

リフレクティング・プロセスとはノルウェーの精神科医で家族療法家のトム・アンデルセンが提唱した手法である。それまでの治療現場の面接をマジックミラー越しに観察していたスタッフが行っていたディスカッションを、患者や家族、治療者に見せることで膠着状態から抜け出して大きく変化したという経験に基づき発展した。
本企画は模擬患者に対する面接に対して複数の専門科がディスカッションを行い、それを患者、治療者が観察することで生じる変化を共有する場を提供するのが目的である。ディスカッサントは事前情報のない状態で、診断や専門家としての見解ではなく、面接を観察して感じたことを意見として述べることになる。
治療者役1名、および下記指定ディスカッサントとともにディスカッションに参加するディスカッサント若干名を会員の中から公募したい。応募資格は下記の条件を満たす、医師およびメディカルスタッフ(看護師、心理士、理学療法士、精神保健福祉士など)。事務局で選考の上、決定する。

指定ディスカッサント(敬称略・50音順)

坂本 真佐哉(神戸松蔭女子学院大学教授・臨床心理士)
町田 英世(まちだクリニック院長・心療内科医)
松原 貴子(神戸学院大学教授・理学療法士)

症例

運動器の慢性疼痛

ディスカッサントの条件

1. 診断や専門的知識を述べないこと
2. 自分の意見を述べること
3. 他人の意見を否定しないこと
4. 患者、治療者が見ていることを前提とした分別ある議論ができること
*専門や臨床経験年数は問わない